【分かりやすく解説】”part of ~” と “a part of ~” の違い!

part of ~ vs. a part of ~

— ネイティブが自然に使い分けるポイントとは?—

英語には、意味は似ていても微妙なニュアンスが異なる表現がよくあります。
その代表例が、“part of ~”“a part of ~”

日本語にするとどちらも「~の一部」と訳せますが、ネイティブはこれをきっちり使い分けています。
この記事では、英語教育と表現のプロの視点から、この2つの表現の違いと使い分けを、例文とともに丁寧に解説します。

part of ~ vs. a part of ~

“part of ~” の意味とニュアンス

“part of ~”
=全体を構成する切り離せない一部
 →本質的、全体の中で重要、不可欠
  「重要な一部」「構成要素」

「~の一部」という意味で使われますが、全体との関係が強く、構成要素として不可欠であるニュアンスがあります。

この表現は、**全体の中の「主要な部分」や「本質的な構成要素」**を指すときに使われます。

ニュアンスのポイント:

  • “part of” は、そのもの全体の一部を構成する要素としての意味を持つ
  • 「切り離すことが難しい」「なくてはならないもの」に使われることが多い

✔ 例文:

  • Failure is part of success.
     失敗は成功の一部だ。
    (=成功という全体の中に欠かせない要素としての失敗)
  • This task is part of my job.
     この業務は私の仕事の一部です。
    (=仕事の中核的な一部分)
  • “Education is part of life.”
    (教育は人生の一部だ。)
  • “This project is part of our long-term strategy.”
    (このプロジェクトは私たちの長期戦略の一部だ。)
  • “He’s part of the marketing team.”
    (彼はマーケティングチームの一員だ。)

“a part of ~” の意味とニュアンス

“a part of ~”
=全体の中の切り離せる複数ある中の一部分、1つ、一箇所にフォーカス
 → 数ある部分の1つ、どれでもいい一部、限定的
  「いくつかある一つ」「ほんの一部分」

こちらも「~の一部」と訳されますが、“a” が付くことで**「たくさんある部分のうちのひとつ」**というニュアンスになります。

つまり、全体に対する影響や関係性が弱く、特定性のないある一部分を表します。

ニュアンスのポイント:

  • 「あるものの一部分」にフォーカスして話す際に使う
  • 「取り外すことが可能な一部分」や「分けて考えられる要素」に使われることが多い

✔ 例文:

  • I read a part of the book.
     本の一部分を読みました。
    (=全部ではなく、どこか一部を読んだ)
  • He is a part of the team.
     彼はチームの一員です。
    (=他にも多くのメンバーがいる中の一人)
  • “A part of the building was damaged in the earthquake.”
    (建物の一部が地震で損傷した。)
  • “He played a part in the success of the company.”
    (彼は会社の成功に一役買った。)
  • “A part of me wants to travel the world, but another part wants to stay home.”
    (私の一部は世界を旅したいと思っているが、もう一方では家にいたい気持ちもある。)
part of ~ vs. a part of ~

使い分けの感覚:核心 vs 断片

  • “part of ~” は「全体と密接に関係する、切り離せない構成要素的な一部」
    • “Music is part of culture.”
      (音楽は文化の一部。)
      文化全体を構成する重要な要素としての音楽
  • “a part of ~” は「切り取った、断片的で特定されていないある一部分にフォーカス」
    • “A part of the song was rewritten.”
      (その曲の一部分が書き直された。)
      曲のある一部分にフォーカス

この違いは、文章の説得力やニュアンスに大きく影響します。英語らしい感覚を身につけるには、この感覚の違いを意識することがとても大切です。


使い方の注意点

曖昧な文章になりがち

“a part of” は具体性がなくなることがあるため、何を強調したいかによっては避けたほうがいい場面もあります。

  • Success is part of effort.
     → 成功は努力の「中に含まれる必然的な一部」。意味が明確。
  • × Success is a part of effort.
     → 成功は努力の「いくつかの要素のうちの一つ」?意味が曖昧。

“a part of ~” は不特定の具体的な一部分を指すときに使うべき

  • 〇 A part of the movie was cut.”
     → 「映画のある一部分がカットされた」
  • ✖ Part of the movie was cut.”
     →「映画全体不可欠な側面がカットされた」となり、意味が不明。

「不可欠な一部」を指すなら “part of ~” を使う

  • 〇 Honesty is part of a strong relationship.
     → 「誠実さは強い関係の構成要素」
  • ✖ Honesty is a part of a strong relationship.
     →「誠実さは強い関係の中のほんの一部」になり、ニュアンスが少しズレる。

まとめ

  • “part of”:全体と強い関係のある「重要な一部」
  • “a part of”:全体の中の「いくつかのうちの一部分」
  • ネイティブは「構造」や「本質」として話したいときに “part of” を好む

この違いを押さえると、あなたの英語表現力はグッとネイティブイングリッシュに近づきます!

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