Variation for I think ~ vs. I assume ~ & I guess ~
ビジネスの現場では、「〜と思います」「私はこう考えます」という表現が頻繁に使われます。しかし、その英語訳としてつい “I think” ばかり使ったり、 “I assume” や “I guess”などを使ったりしていませんか?実はこれらには微妙なニュアンスの違いや、プレゼン・商談で避けるべき場面もあるのです。
この記事では、英語の「~と思う」表現をビジネスシーン別に詳しく解説し、適切な使い分け方と注意点を紹介します。

「~と思う」の基本英語表現(意味・文法・ニュアンス)
▶ I think 〜
- 意味:「私は~だと思う」「〜と考えます」
- 使い方:最も一般的な表現。カジュアルにもフォーマルにも使える。
- 例文:I think this proposal has great potential.
(この提案には大きな可能性があると思います)
⚠ ただし!ビジネスではやや主観的な印象を与えるため、プレゼンや交渉では控えめに使うのが無難。
▶ I believe 〜
- 意味:「私は~と確信しています」「~だと信じています」
- 使い方:確信度が高い丁寧な表現。相手を説得する場面に適している。
- 例文:I believe this strategy aligns with our long-term goals.
(この戦略は私たちの長期的な目標に合致していると確信しています)
▶ I’m confident (that) 〜
- 意味:「〜だと自信を持って言えます」「〜と確信しています」
- 使い方:根拠に基づいた強い確信を伝えるときに使われます。特にプレゼンやプロジェクト提案などで、説得力のある言い方として好まれます。
- 例文:I’m confident that our new service will exceed customer expectations.
(私たちの新サービスは顧客の期待を超えると自信を持っています)
▶ I’m sure (that) 〜
- 意味:「〜を確信しています」「間違いなく〜です」
- 使い方:強い確信を表しますが、主観的でカジュアル寄りの印象があるため、使い方に注意が必要です。
→ クライアント向けやフォーマルな文書では I’m confident や I believe に置き換える方が丁寧な印象になります。ただし、社内での発言やカジュアルなプレゼンでは自然な選択肢です。 - 例文:I’m sure the team will meet the deadline.
(チームは締切に間に合うと確信しています)
▶ I feel (that) 〜
- 意味:「~のように感じる」「〜と考えています」
- 使い方:ソフトな意見表明。チーム内でのディスカッションに向いている。
- 例文:I feel we should revisit the budget plan.
(予算計画を再検討すべきではないかと感じます)
▶ I suppose 〜
- 意味:「たぶん~だと思う」「〜だろうと推測します」
- 使い方:控えめ・推測レベルの意見。確信はないが提案したいときに。
- 例文:I suppose we could consider an alternative vendor.
(他の業者を検討するのもアリかもしれません)
▶ It seems (that) 〜
- 意味:「~のようです」「〜のように思えます」
- 使い方:客観的・観察的な判断に適している。主語をぼかしたい時に有効。
- 例文:It seems the market is shifting toward sustainability.
(市場はサステナビリティ重視に傾いているようです)
「~と思う」の確信度とフォーマル・カジュアル度
| 英語表現 | 確信度 | フォーマル・カジュアル度 |
|---|---|---|
| I’m confident (that) | 非常に高 | 高(ビジネスプレゼン・正式な提案に最適) |
| I’m sure (that) | 高 | 中(カジュアル~ややフォーマル、主観が強め) |
| I believe | 高 | 高(フォーマル寄り、丁寧) |
| I think | 中 | 中(ややカジュアル、文脈による) |
| I feel (that) | 中 | 中(カジュアル~フォーマル、柔らかい印象) |
| It seems (that) | 中 | 高(客観的・フォーマル寄り) |
| I suppose | 低〜中 | 中(控えめな印象、ややカジュアル) |
ビジネス英語で避けたい「~と思う」表現と注意点
✖ I assume 〜
- 意味:「〜と想定しています」「~と仮定しています」
- 問題点:根拠のない決めつけ・無責任な印象を与えることがある
- 例文(NG):
✖ I assume you’re already aware of this issue.
(この問題をご存じだと勝手に思っていました) - 改善案:
I believe you might already be aware of this issue.
(この問題について、すでにご存じかもしれないと考えています)
As far as I understand, you may be aware of this.
(私の理解する限りでは、この件についてご存じかもしれません)
✖ I guess 〜
- 意味:「~かなと思う」「〜だと思う」
- 問題点:口語的・曖昧すぎるため、ビジネスでは不向き
- 例文(NG):
✖ I guess we should cancel the meeting.
(会議はキャンセルした方がいいんじゃないかな) - 改善案:
I suggest we consider postponing the meeting.
(会議の延期を検討すべきだと思います)
Perhaps we should revisit the meeting schedule.
(会議のスケジュールを再検討した方がよいかもしれません)
シーン別:「~と思う」のビジネス英語フレーズ例

【プレゼンテーション】
- I believe this approach will maximize our ROI.
(このアプローチは投資対効果を最大化すると確信しています) - It seems this product resonates well with our target audience.
(この製品は、ターゲット層に非常によく響いているようです) - I’m confident that this solution will streamline operations.
(このソリューションは業務を効率化すると自信を持っています)
【商談・交渉】
- I think a 10% discount would be a reasonable compromise.
(10%の値引きは妥当な妥協案だと思います) - I feel that timeline might be too tight for implementation.
(そのスケジュールでは導入には厳しすぎると感じます) - I’m sure both parties can find a mutually beneficial agreement.
(双方にとって有益な合意が見つかると確信しています)
【社内ミーティング】
- I suppose we should check with the legal department first.
(まずは法務部に確認すべきかもしれません) - I think we need more data before making a decision.
(意思決定の前に、さらにデータが必要だと思います) - I believe this approach could improve team productivity.
(この方法でチームの生産性が向上すると思います)
注意すべき表現選びのポイント
- 確信度を示すか、控えめな推測かを明確に分ける
- 「I think」ばかり連発しない(単調で説得力が弱くなる)
- ビジネス文書やプレゼンでは、I believe や It seems が好印象
- 商談では**”assume”** を避け、誤解の余地を作らない表現を心がける
まとめ
ビジネスの現場では、相手に配慮しつつ自分の意見を的確に伝える力が求められます。「〜と思う」という日本語は非常にシンプルな表現ですが、英語ではその伝え方によって、話し手の姿勢・立場・確信度・関係性が微妙に伝わり方を変えます。
この記事では、「I think」や「I believe」などの定番フレーズから、「I’m confident」や「It seems」などフォーマルな表現、さらには「I suppose」「I guess」など控えめな表現まで幅広く紹介しました。それぞれの表現は、単に直訳するだけではなく、ニュアンスの違いや使い分け方を理解することが重要です。
たとえば、プレゼンのようなフォーマルな場面で「I guess」を使うと、自信のない曖昧な印象を与えてしまい、説得力が大きく損なわれます。一方、「I’m confident」や「I believe」のように確信の度合いが高く、根拠のある意見を伝える表現を使えば、プロフェッショナルな印象を残すことができます。
また、商談や社内会議では、相手との関係性や提案の柔らかさを考慮して、「I feel」や「It seems」のような控えめかつ丁寧な表現を使うことで、衝突を避けつつ自分の意見を伝えることができます。ビジネス英語においては、言葉選びそのものが交渉力や信頼感にも直結するのです。
最後に大切なのは、「〜と思う」という表現を状況に応じて使い分ける柔軟性を身につけることです。すべての場面で「I think」だけを使ってしまうと、単調で幼く感じられたり、説得力に欠ける場合があります。
あなたが使いたい表現が「推測」なのか「信念」なのか、それとも「自信に満ちた提案」なのかを意識しながら、最適な表現を選ぶことが、英語力を一段階高める鍵となるでしょう。
英語表現は、正確さだけでなく、印象・説得力・人間関係まで左右します。ビジネスの場で自分の考えをしっかりと伝えるために、今日からぜひ「I think」以外の表現にも積極的にチャレンジしてみてください!



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