volumy vs. voluminous

日本語で「量が多い」「ボリューム感がある」という意味で「ボリューミー」という言葉を使うことがあります。しかし、実は 「ボリューミー(volumy?)」という単語は和製英語であり、英語には存在しません。英語ネイティブには意味が正しく伝わらない可能性があります。
では、英語ではどう表現すればよいのでしょうか?
実在する単語 volumious の発音や、意味と使い方を、和製英語「ヴォリューミー」と比較しながら解説していきます。
「ボリューミー」の代わりになる適切な英語表現
「ボリューミー」と言いたい場面によって、適切な英語表現を選ぶ必要があります。
食べ物の量が多い場合
- large portion(大盛り)
- This restaurant serves large portions.(このレストランは大盛りの料理を出す。)
- hearty(食べ応えのある)
- I had a hearty breakfast this morning.(今朝は食べ応えのある朝食をとった。)
- substantial(十分な量の)
- That was a substantial meal!(あれは満足できる食事だった!)
髪のボリュームがある場合

- voluminous(ボリュームのある)
- She has voluminous hair.(彼女はふんわりとボリュームのある髪をしている。)
洋服がゆったりしている場合
- loose-fitting(ゆったりした)
- She prefers loose-fitting clothes.(彼女はゆったりした服を好む。)
- flowy(ひらひらした、ふんわりした)
- She wore a flowy dress to the party.(彼女はパーティーにふんわりとしたドレスを着て行った。)
- voluminous(ふんわりと広がった)
- She wore a voluminous skirt that swayed elegantly as she walked.(彼女は歩くたびに優雅に揺れるボリュームのあるスカートを履いていた。)
音や音楽のボリュームが大きい場合
- loud(音が大きい)
- The music is too loud!(音楽がうるさすぎる!)
- booming(響き渡るような)
- He has a booming voice.(彼の声は響き渡るように大きい。)
文書やテキストの分量が多い場合

- voluminous(大量の、膨大な)
- She wrote voluminous letters to her family while traveling abroad.(彼女は海外旅行中、家族に長文の手紙を書いた。)
- The professor published a voluminous report on climate change.(その教授は気候変動に関する膨大なレポートを発表した。)
voluminous について解説
voluminous の発音
vo·lu·mi·nous /vəˈluː.mə.nəs/ (ヴァ・ルー・マ・ナス)※ルーを強調(一番高く強く発音)
voluminous の意味と使い方は限定的
(物理的に)かさばる、大きい
服や髪、物のサイズや形が大きく、かさばる場合に使います。
例文:
- She wore a voluminous skirt that flowed gracefully as she walked.
(彼女は歩くたびに優雅に揺れるボリュームのあるスカートを着ていた。) - His voluminous curly hair made him stand out in the crowd.
(彼のボリュームのある巻き毛は、人混みの中でも目立っていた。)
(情報・文章が)大量の、長々とした
文書、レポート、本、会話などの量が多く、長い場合に使います。
例文:
- The lawyer submitted a voluminous report with hundreds of pages of evidence.
(弁護士は数百ページに及ぶ証拠が詰まった分厚い報告書を提出した。) - She wrote voluminous letters to her family while traveling abroad.
(彼女は海外旅行中、家族に長々とした手紙を書いた。)
ちなみに Flowy dress と Voluminous dress の違いって?
Flowy dress

- 特徴: 「flowy」という言葉は、「流れるような」「ひらひらと揺れる」といった軽さや動きのある質感を表現します。柔らかい素材で作られたドレスが多く、体の動きに合わせて自然に揺れます。
- イメージ: シフォンやジョーゼットなどの軽くて薄い生地を使った、エアリーで女性らしいデザイン。夏やリゾート地でよく見られます。
- 例: マキシドレスやビーチウェア風のドレス。
Voluminous dress

- 特徴: 「voluminous」は「ボリュームがある」「たっぷりした」という意味で、ドレス全体が広がっている印象を与えます。スカート部分がふんわりと膨らんでいるデザインが特徴的です。
- イメージ: チュールやタフタなど、構造を持つ厚めの生地を使用したドレス。バレエのチュチュやボールガウンのようなデザインが該当します。
- 例: 結婚式やフォーマルな場で着るゴージャスなドレス。
違いのポイント
| 特徴 | Flowy dress | Voluminous dress |
|---|---|---|
| シルエット | 滑らかで柔らかく揺れる | ボリュームがあり、広がる |
| 素材 | 軽くて柔らかい(シフォンなど) | 張りのあるしっかりした生地(タフタなど) |
| 用途や雰囲気 | カジュアルやエレガントな日常シーン | 華やかなフォーマルシーン |
どちらも魅力的な選択肢ですが、シーンや目的によって適切なスタイルを選ぶとよいですね! 😊
まとめ
- voluminous は「かさばる」「大量の」「長々とした」という意味で、特に服や髪、本、文章に使われる。
- 和製英語「ボリューミー(volumy)」の代わりに、食べ物の量が多いと表現する場合は hearty, filling, large portion などが適切。
「ボリューミー」という言葉は和製英語で、英語には実在せずそのまま言っても通じません。さらには実在する単語 voluminous も食べ物の量の多さには使いません。文脈に合った単語を使いましょう!
実は何年か前も一度、「ボリューミー」という言葉が流行った時期がありました。でもその時は、誰かが「あれば和製英語だからダメらしい」とどこからともなく自浄作用が働き、その後使われなくなってたんですよね。今回は自浄作用……まだ?!働かないようです!
日本語のカタカナ表現には和製英語、和製表現もたくさん存在します。語彙力アップの中に、敢えてそれらの”踏んではならない”和製英語、和製表現の部門も増やしていくと楽しいかもしれませんね。



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