Not that I know of. / Not that I recall.
ネイティブが自然に使うけど、英語学習者にはちょっと分かりにくい表現、
“Not that I know of.” や “Not that I recall.”。
どちらも「たぶん違うと思う」といった やわらかい否定の表現 ですが、微妙なニュアンスの違いや使い分けがあります。
この記事では以下のポイントを解説します:
- “Not that I know of.” の意味と文法構造
- “Not that I recall.” とのニュアンスの違い
- 会話での自然な使い方と例文

“Not that I know of.” の意味とは?
意味:
私の知る限りでは違います/そうではありません
つまり、「自分が知っている範囲ではNOだけど、絶対とは言い切れない」ときに使う 控えめな否定表現 です。
よく使われる場面:
- 会議やイベントの予定の有無についての返答
- 誰かが特定のことをしているかどうかについての返答
- 状況や事実を尋ねられたときの返答
“Not that I know of.” の文法構造
この表現は、実は少し特殊な文の省略形です。
▶ 構造の元の形:
It is not the case that I know of ~.
(私の知る限り、そういう事実はない)
この文から “It is not that…” を文頭に持ってきて、「Not that S(主語) + V(動詞)」 の形になります。
つまり:
Not that I know of. = 「私が知っている限りでは、違います」
know of は「〜の存在を知っている」という意味の熟語で、ここでは「そういう事実を知っていない」という意味になります。
“Not that I know of.” の例文
A: Is there a meeting this afternoon? (今日の午後会議はありますか?)
B: Not that I know of. (私の知る限りでは、会議はないよ)
A: Did he quit the job? (彼、仕事辞めたの?)
B: Not that I know of. (やめたとは、私は聞いてないね)
A: Are they dating? (あの二人は付き合ってるの?)
B: Not that I know of. (私の知る限りでは、付き合ってるとは思わないけど)
ポイント: 柔らかく、丁寧に「NO」と伝えられる便利な表現です。
というか、100%断言しない大人な英語表現と言えるかも。

“Not that I recall.” の意味と使い方
意味:
私の思い出せる限りでは違います/私の記憶ではそうではありません/私の記憶の中にはありません
つまり、「そういう事実は記憶にはない=違うと思うけど、100%とは言い切れない」というニュアンスです。
recall は?
“recall” は「思い出す」という意味で、ややフォーマルな単語。“remember” の丁寧な大人の英語バージョンと考えてOKです。
“Not that I recall.” の例文
A: Did you see John at the party last night? (昨夜のパーティでジョンを見かけましたか?)
B: Not that I recall. (私の記憶では、見てないと思うけど。)
A: Have we met before? (以前お会いしたことありますか?)
B: Not that I recall. (私の記憶では、お会いしてないと思いますが。)
A: Was there an email about the changes? (変更に関するメールがありましたか?)
B: Not that I recall, but I can double-check.” (私の記憶ではありませんが、確認してみます。)
ポイント: 記憶があいまいな時に、丁寧に否定するときに使います。
というか、100%断言しない大人な英語表現と言えるかも。
“Not that I know of.” と “Not that I recall.” の違い
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| Not that I know of. | 私の知る限りでは(そうではない) | 現在の知識や情報に基づいて回答し、自信がないことを暗示。 |
| Not that I recall. | 私の記憶では(そうではない) / 私の記憶の中にはない | 過去の記憶を振り返って答え、断言せずに控えめに否定するニュアンス。 |
✓使い方のコツと注意点
- 控えめな回答を意識する: 両方の表現は、「確実ではないが、自分が知る限りでは~ではない」といった控えめなニュアンスを伝えるのに便利です。断言しすぎると不自然になる場面で使えます。
- 状況に応じた使い分け: 現在の知識や情報について答える場合は「Not that I know of」を、記憶に基づいて答える場合は「Not that I recall」を選びましょう。
- フォローを添えるとさらに自然に: 「but I’ll check.(でも確認します)」のようにフォローの一言を添えると、相手に安心感を与えます。

類似フレーズとの比較
| フレーズ | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| I don’t think so. | たぶん違う | やや自信あり |
| I’m not sure. | よくわからない | 確信なし |
| Not to my knowledge. | 私の知る限りではない | ややフォーマル |
まとめ
- Not that I know of. は「私の知る限りでは違う」
- Not that I recall. は「私の記憶の中には無い」
- どちらも 丁寧な否定表現 として会話で頻出!
- 状況や聞かれた内容に応じて使い分けよう!



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