Pronunciation vs. Enunciation by Naomi Watanabe, 渡辺直美

タレント・渡辺直美さんの英語力上達のヒント
現在は米国を拠点にし海外で活躍するタレント・渡辺直美さんの英語力向上は目まぐるしくて、前向きに頑張るその姿は眩しいくらいに輝きを放っていますよね!特に直美さんのちょっとおどけて言う時の “Lady GA GA!” の発音がもぉネイティブ発音すぎて大好きです!
渡辺直美さんのソーシャルメディア(SNS)の中でご自身の英語発音についての話題の際に、enunciation(イナンシエイション)という語がでてきます。これはどういう意味合いなのでしょうか?
(※単語 enunciation がよく話題にでてくるのは、ポッドキャストの新番組「NAOMI TAKES AMERICA」https://naomitakesamerica.com/)
英語を学ぶ上で、「発音」に関する用語として pronunciation(プロナンシエイション) と enunciation(イナンシエイション) という単語があります。この2つは似ているように見えますが、実は意味が異なります。本記事では、それぞれの違いを詳しく解説し、英語学習者が意識すべきポイントを紹介します。
pronunciation(発音)とは?
pronunciation は、音声の正確さを指します。つまり、英単語をどれだけ正しく、ネイティブに近い音で発音できるかが焦点になります。
ポイント:
- 音の細部に注意を払う
- 母音や子音、アクセントの位置などが正しいか。
- 英語のリズムやイントネーションも含まれる。
- 強弱や音の抑揚を含めて自然に聞こえるかどうか。
例:
- “think” の発音で /θ/ の音をしっかり出す(/s/ や /f/ にならない)。
- “record”(名詞)と “record”(動詞)でアクセントが変わることに注意。
pronunciation の練習は、ネイティブスピーカーの音声を真似たり、音声認識アプリで自分の発音を確認することが効果的です。
英語学習者がネイティブやその他外国人とのスムーズなコミュニケーションを目指すには、基本ルールとなる正しい pronunciation を身につけることが不可欠です。単語ごとの正確な発音を学ぶことが重要になります。
enunciation(明瞭な発話)とは?
一方、enunciation は、個々の単語や音がどれだけ明瞭(クリア)に聞こえるかにフォーカスします。単語を正確に発音するだけでなく、「はっきりと伝える」技術といえます。
ポイント:
- 1つ1つの単語をきちんと発声すること。
- 話すスピードや、曖昧さを避ける意識。
- リスナーが言葉を正しく理解できるようにするためのスキル。
例:
- “Did you eat?” のようなフレーズで “Didja” という縮約が多いですが、正式な場では明瞭に “Did you eat?” と話す。
- プレゼンやスピーチなどで語尾を飲まず、正確に言葉を終える。
ネイティブの中には、発音が良くても enunciation が不明瞭で、何を言っているかわかりにくい人もいます。英語学習者は、発音だけでなく enunciation も意識することで、より伝わりやすい英語を話せるようになります。
pronunciation と enunciation の違いを意識して発音に活かす
| 用語 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| pronunciation | 正しい発音(音やアクセント) | 「r」と「l」の違いを正しく発音する 「v」と「b」の違いを正しく発音する 「th」と「s」の違いを正しく発音するなど |
| enunciation | はっきりとした発話 | 速く話しすぎず、一語一語を明瞭に発音する |
この違いを理解することで、英語をより効果的に学習できます。
日本人によく見られる英語スピーキングの傾向

初中級者:間違いを恐れて、発音をあいまいにし語尾をごまかす
間違ってても、ミスしててもいいんです。「英語の間違い=恥」の文化は日本人だけ!忘れましょう!外国人は誰も気にしてません。良くないのは、何を伝えたいかを最後まで伝えようとしないこと。とにかく自信を持って、 せっかく覚えた正しい pronounciation を、enunciation にも意識しながら、最後の語尾までクリアに言い終えるようにしてみましょう。そうすれば相手も反応できて、会話のキャッチボールに発展しやすくなりそうです。
上級者:流暢だけど、日本語カタカナリズムのままで高速スピーキング
私はいわゆる純日本人ですが日本人のカタカナ英語がうまく聴き取れません。(理由はまた機会があれば書いてみます。)それだけでなく、英語のチャンク(意味のかたまり)やそのリズムとイントネーションを無視した日本人ビジネスパーソンの弾丸スピード英語も聴き取れません。ネイティブ英語のスピードと日本語のスピードの概念は、そもそも持っているリズムが異なるので、同じではないのです。そして何より、ネイティブ英語では、特にビジネス英語では、速い英語は必ずしも良しとされてはいません。せっかく流暢に話せるまで上達した英語なので、enunciation をより意識して、相手の印象に残るスピーキングを目指すと良いかもしれません。
初中上級者:日本語の声で、声量・息量が足りない不明瞭スピーキング
ネイティブスピーカーに一瞬「ん?」と聞き返されることが多いタイプの方はこちらかもしれません。自分では正しく発音しているつもりでも日本語の肺呼吸の声量だと、単語の中の一つ一つの音が不明瞭なままとなり、英語の音に必要なクリアさが不足し、ネイティブには聴き取れません。「国際線機内で”Coffee, please.”と言ったのに”コーラ”が出てきた!」というクラシックジョークもここに属するかもしれません。「f」と「h」の違いの pronounciation が大事なのも前提で、クリアに伝える「f」をクリアに伝える enunciation もまた同時に意識したいところです。
英語学習者が意識すべきポイント
正しい pronunciation を身につける
まずは発音(Pronunciation)を改善しよう 英語を話すとき、単語がそもそも正確に発音されていないと、相手に伝わりません。母音や子音の発音が異なると、意味も変わってしまう可能性があります(例: “sheet” と “seat”)。
- 単語の発音を辞書で確認(IPA表記を活用)
- ネイティブスピーカーの発音を真似する
- シャドーイング練習をする
明瞭な enunciation を意識する
その次に明瞭さ(Enunciation)を磨く 特に日本人学習者の場合、話すスピードが速いと語尾が曖昧になりがちです。正しい発音を身につけた後で、語句や音がクリアに聞こえるよう意識しましょう。仕事やプレゼンの場では、聞き取りやすさが特に重要です。
- 口をしっかり開けて発音する
- ゆっくり、はっきり話す
- 文章の区切りを意識して話す
pronunciation だけでなく、enunciation も改善することで、英語がより伝わりやすくなります。特にプレゼンやスピーチを行う際には、 enunciation を意識すると効果的です。

まとめ
- pronunciation は「音やアクセントの正しさ」
- enunciation は「はっきりと話すこと」
Pronunciation は「音の正確さ」、Enunciation は「明瞭さ」と、英語を話す上で必要なスキルが異なります。どちらも英語コミュニケーションの質を大きく左右するため、バランスよく学習することが重要です。どちらもバランスよく意識することで、より自然で伝わりやすい英語を話せるようになります。英語のスピーキング力を向上させるために、発音と発話の両方を意識して練習してみましょう!
「発音だけ」または「明瞭さだけ」に偏るのではなく、自分の目標や目的(試験、日常会話、ビジネスシーンなど)に応じて、適切に練習に取り組んでみてください。
さあ、今日から意識を変えて、新しい一歩を踏み出しましょう!



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