Polite Conditional – would could might

英語には、相手への配慮を示すために「一歩控えめな表現」を使う文化があります。その中でも、仮定法で使う「would」「could」「might」は、強すぎず、押しつけがましくない柔らかい丁寧な言い回しとして役立ちます。
なぜ “would” “could” “might” で丁寧になるのか?
仮定法には、
- 仮定法過去:現在の実際にはあり得ないことを仮定する
- 仮定法過去完了:過去の実際にはあり得なかったことを仮定する
というルールがあります。
でも、難しい文法の話はひとまず置いておきましょう。
この「実際にはあり得ないことを仮定する」という考え方をうまく逆手にとって、英語の表現をぐっと控えめで丁寧な表現 polite conditional の「would」「could」「might」を使うことができます。
現在形を使うと、どうしても押しつけがましい印象になりがちですが、「私は当然の事として想定はしていませんよ~」と一歩引くことで、控えめで丁寧な大人の英語表現ができるのです。
“would” “could” “might” の活用例
①依頼を柔らかくする
- 直接的:Will you help me? 手伝ってくれる?
控えめ:Would you please help me? 手伝っていただけませんか?
- 直接的:Can I ask you a question? 質問してもいいですか?
控えめ:Could I ask you a question? 質問させていただいてもいいですか?
「Would」「Could」を使うことで、手伝ってくれること、質問できることを「当然の事とは思っていない」と一歩控えめで丁寧な依頼に変わります。
- 直接的:Please reply by tomorrow. 明日までに返信してください。
控えめ:I would appreciate it if you could reply by tomorrow.
It would be appreciated if you could ~. 明日までにご返信頂けると嬉しいです。
これはビジネスでは非常に多く使われる究極の丁寧定型表現です。ぜひ自分のものにしましょう。
②(提案に)敬意をもって同意する

- A: Would you like some coffee? コーヒーはいかがですか?
B: That would be great. Thank you. それは嬉しいですね。ありがとうございます。
「Would you like~?」も、相手に選択肢を与えながらも礼儀正しく尋ねるフレーズです。
「would be great」を使うことで、「当然のこととして」ストレートにお礼を言うよりも、「そうして頂けるならそれは素晴らしい/嬉しい」と柔らかく上品な印象になります。
カフェやビジネスの場面だけでなく、日常会話でも大人らしいスマートな話し方として使えます。
⓷提案の押しつけがましさをやわらげる
- 直接的:You should watch this movie. この映画を観るべきだよ。
控えめ:You could watch this movie if you’re interested. この映画を観てみるのもいいかもしれませんね。
- 直接的:You should visit Yamaguchi. 山口県に行くべきだ。
控えめ:You might want to visit Yamaguchi, if you like Evangelion! エヴァンゲリオン好きなら山口県に行くのもいいかもしれませんよ。
「Should(~すべき)」の代わりに「Could(~することもできる)」を使うことで、強制的な印象を避け、選択肢を提案する形になります。
婉曲、推量の「might(~するかもしれない)」と呼ばれる表現で、意見を控えめに伝えて、他に一歩差をつけましょう。
★★★ただし!親しい間柄やカジュアルな場面では、あえて「絶対観るべきよ!」と「should!」で押しをおすすめしちゃいますけどね!★★★
④申し出を丁寧にする
- 直接的:I will pick you up. 迎えに行くよ!
控えめ:I could pick you up if you’d like.もしよかったら迎えに行けますが、どうしますか?
「Could」を使うことで、押しつけではなく「選択肢の一つ」として申し出ることができます。相手に「断りやすさ」も残してあげる大人の控えめな提案ができます。
⑤許可やお願いを控えめにする
- 直接的:Can I get another copy of the document? その書類をもう一部もらえますか?
控えめ:Would it be possible to get another copy of the document? その書類をもう一部いただくことは可能でしょうか?
直接的な「Can I ~?(~できますか?)」よりも「Would it be possible to ~?(~させていただける可能性はありますか?)」の方が柔らかく、相手に対する配慮や敬意を込めた表現です。ビジネスやフォーマルな場面、あるいは目上の人や親しくない相手との会話で特に適しています。
これがスマートに使えたら、英会話としても、ビジネスパーソンとしても、上級者レベルですね。
まとめ
“would” “could” “might” を使うと、英語の表現がより洗練され、相手に配慮した話し方ができます。特にビジネスの場面やフォーマルなシチュエーションでは、このような言い回しの違いが重要になります。
次回、誰かにお願いをするときや提案、質問などをするときは、ぜひ”would” “could” “might” を活用してみてください!



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